大学での講義2

今回が第2回目の講義で、農薬についてお話ししました。

連休中にもかかわらず講義がセットされたので、何人の学生さんが来るのか心配していましたが、ほぼ前回と同じくらいの出席率で、びっくりしました。

農薬の制度について詳しく学ぶのは初めての学生さんが多く、農薬取締法の厳格さや、逆に不明確な部分などしっかりと聞き取ってくれました。

かなり明確な(歯に衣着せぬ)説明をしたのでとらえ方はいろいろありましたが、講義後のレポートを読んでいると農薬についての正しい理解が進んだと思います。

前回と合わせて私が最もポイントを置いたのは、「自分の目で見て耳で聞き、自分の頭で考えること」です。

この点については、学生さんの多くが感じ取ってくれました。

1年生が中心でしたので、これからの成長が楽しみです!

大学でグローバルGAPを講義

先日、明治大学農学部の環境学総論の中でグローバルGAPをテーマに講義をしました。

1年生が中心ということもあり、グローバルGAPの中身についてはほとんど初めて耳にするような感じでした。

ただ、講義の後に提出されたレポートを見たらびっくり!

 

わずか100分という時間の中でポイントをしっかり押さえていました。

中には、「GAPをやっても高く売れない」という農家の声を聞きましたというような意見もありました。

農家の皆さんに対する情報提供がしっかりなされているのかどうか心配になる意見です。

次回の講義のテーマは「農薬」です。

学生さんからは、「楽しみにしている」という声が多数寄せられているので、表も裏も楽しくお話ししようと思います!!

 

米国産トウモロコシの追加輸入

トランプ大統領と安倍総理の間で275万トンのトウモロコシを追加輸入することで合意したようです。

その理由は、ツマジロクサヨトウの被害が拡大しているために緊急対策として決めたと語られています。

このニュースをお聞きになったときにどのように感じましたか?

理屈づけとしては、あまりにも情けないものです。

しかしながら、よく考えてみなければいけないことがあります。

必要のない飼料用トウモロコシを輸入し保管するということになれば、日本国内で生産される飼料作物に影響が出てくることになります(と言っても量的には少ないものですが。)。

今後の転作対応にも影響が出かねないものです。

今後の霞が関官僚の動きに注目です!

農業参入3000社

8月11日の日本経済新聞の見出しです。

農業に参入する株式会社などは増えたものの、なかなか難しい経営状態にあるということです。

そのために、売り先の確保が必要など一般的なコメントもあります。

しかしながら、実際に現場に行ってみると、

少し様子は違ってきます。

うまく経営を進めている会社は結構あります。

一般的な課題として記事の中に書かれていることよりも、もっと大切な経営課題を克服しているからです。

経営者の人たちにお聞きすると「やはりそうなのか」という事実が明らかになります。

このあたりを良く頭に入れておかないと、農業に参入してうまく「経営」を軌道に乗せていくのは困難ではないかと思います。

農業にかかわった経験などによって、当然、課題への対応の仕方は異なるので、気軽に声をかけてください。

 

迷走する日本のGAP

7月29日に農林水産省でGAPのシンポジウムが開催されました。

会場は数百名の参加者でにぎわっており、GAPへの関心の高さが感じられました。

しかしながら、日本のGAP政策は迷走していることが浮き彫りになったのではないかと思います。

最初の全農の幹部の人の講演は、「日本国内は低いレベルのGAP、海外向けは高度のGAP」というお話で、ダブルスタンダードを堂々と公言していました。

会場からその点について質問が出ましたが、答えは「とんちんかん」なもので非常に残念でした。

 

また、世界のGAPの動きは、国際的な農産物の流通という点から収斂化を進めてきています。

ところが、別の講演者からは、「我が社は我が社のGAPをすすめている」と胸を張ってお話しされていました。

どのような目的で講演者を決めたのか、謎は深まるばかり!

このシンポジウムは農林水産省と全農の主催です。

 

このような謎めいた動きに惑わされることなく、グローバルGAPに取り組む皆さんは自信をもって進んでください。