交付金支払い要件にGAP研修を義務化

GAP関係のニュースを目にすることが多くなりました。

「環境保全型農業直接支払交付金の交付要件にGAP研修を義務付け」というのもその一つ。

GAPに取組む動機づけとして考えられなくはないかもしれませんが、「交付金が欲しければ研修を受けろ」というのは少し品格的にいかがなものかという気もします。

持続的な農業を目指し、農業経営の改善を進めるという本来のGAPを目指して欲しいと思います。

あくまで「自ら考えて実行する」ということが大切なのであって、仕方がないから取組むというのでは、何の実りもありません。

「国際水準のGAP」ということなので、もちろん「国際標準になっているグローバルGAP」は対象になります。

このような制度変更をうまく活用して、農業生産現場を盛り上げていくことは重要です。

 

ところで皆さんは、この「国際水準」と「国際標準」の意味の違いをきちんと理解していますか?

世界で認知されているのは「国際標準」。海外を視野に入れた時、「国際水準」と「国際標準」の意味の違いはとても大きなものになるので注意が必要です。